負傷緊急降板の前田健太が6勝目 打線奮起でドジャース勝利
6回に右ヒザ下を打球直撃 X線検査結果は異常なし
ドジャース前田健太投手は、14日(日本時間15日)敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回途中で打球を右ヒザ下に受けるアクシデント発生で緊急降板しながら、今季6勝目(4敗)を飾った。5回1/3を投げて6安打6奪三振1四球3失点(自責2)で防御率は2.75。チームは打線が奮起し、7-4で勝利した。
アクシデントは6回に起きた。味方が2点の勝ち越しに成功した直後、マウンドに上がった前田は、敵の主砲3番ゴールドシュミットを打席に迎えた。カウント1-2と追い込んでからの4球目。スライダーを強振したゴールドシュミットの鋭いライナー性の打球が、前田の右ヒザ下に直撃した。転がる打球を拾って一塁へ何とか送球してアウトを奪うと、前田はそのままマウンド上に崩れ落ちた。
前田の状態を確かめるため、ベンチからロバーツ監督とトレーナーが飛び出したが、前田は両手と両膝を地面について痛みに悶絶するばかり。何とか腰を下ろした前田の状態とトレーナーが確かめたが、苦悶の表情は消えることなく、自力では立ち上がれずにトレーナーとコーチの肩を借りてダグアウトまで戻った。地元メディアによれば、前田は試合中にX線検査を受けた結果、「異常なし」と診断されたという。
6回に前田の後を受けた救援陣が1点を失うも、7回にアットリーの5号2ランで追加点。不運で降板した前田を援護した。チームは3点差を逃げ切り、7-4で勝利。前田に6勝目をプレゼントした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count