ローズに王手のイチローを打ち取った右腕「彼はレジェンド。対戦はクール」

16日に3連戦最終戦、歴史的ヒットを浴びても「別に構わない」

 イチローは試合前まで今季打率.350と好調を維持。前日の試合では4打数3安打2四球で5出塁、1打点3得点と大暴れを見せていた。「イチローはとてもいい打者で、打席ではデンジャラスだから、打ち取れるように制球に気をつけた」とクオッケンブッシュ。最後はカウント2-2から膝下に落とす内角へのカーブで、安打製造機を打ち取ることに成功した。

 試合はマーリンズが5-2のまま勝利し、パドレスに2連勝。15日(同16日)には、3連戦最終戦を残す。再びイチローと対戦する可能性もあるクオッケンブッシュは「彼はレジェンドだから、対戦するのはとてもクールなことだ」と笑顔。ヒットを打たれれば自身の名前が歴史に残るが、「別に構わないよ。それもまたクールなんじゃないかな」と話した。

 メジャー通算2977安打で3000安打までは残り23本、日米通算4255安打でピート・ローズの歴代最多安打4256本までは残り1本のまま。対戦相手から「レジェンド」と敬意を払われるイチローが“世界一”の安打製造機になる瞬間は、目前に迫っている。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY