広島・新井が決勝タイムリー 緒方監督も称賛「さすが4番の一打」
新井「今度こそと思って打席に入った」
広島は 15日、マツダスタジアムで行われた西武戦に6-2で勝利した。試合後の緒方監督は、7回に勝ち越しタイムリーを放った新井を「さすが4番の一打」と称賛した。
2-2の同点で迎えた7回、2死1、2塁の場面で、新井がレフト前に決勝点となるタイムリーを放った。この一打で勢いづいた打線は、松山、鈴木が連続タイムリーで続き、この回一挙4点を奪って試合を決めた。
緒方監督は「中盤にチャンスがあって、点が入らない流れの中で、勝負を決める一打。さすが4番の仕事だね」と新井を称賛した。新井が「前の打席ではチャンスで(走者を)返せなかったので、今度こそと思って打席に入った」と振り返ったように、5回の無死1、3塁のチャンスでは三振に倒れて勝ち越しを逃していた。
ラッキーセブンと言われる7回に、交流戦のホームゲームでの初の打点が、久々の集中打でのビッグイニングに繋がった。新井は「お客さんが盛り上がってくれているのは伝わっているので、嬉しいです」と、大入りとなったスタンドに感謝した。
地元での交流戦最後の6連戦で、連勝スタートとなった。緒方監督は「最後の6試合、みんなでしっかり戦っていこうという話をした。気持ちがひとつになった勝利」と笑顔で会見を終えた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo