イチロー日米合算に巻き起こる議論 “ローズ超え”米メディアどう伝えた?

「常に人に笑われてきた悔しい歴史」、さらなる飛躍目指すイチロー

 伝え方や見方は媒体によって千差万別だが、42歳が打ち立てた偉業が注目されていることに変わりはない。あくまで参考記録しながらも、多くの関係者、チームメイト、専門家も賛辞を贈っている。

 次なる金字塔、3000安打へも残り21本としたイチロー本人は会見の席で今後について聞かれて以下のように答えている。

「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』っていつも笑われてた。だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。

 何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。そんな時も笑われた。でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」

 周囲の想像を超える道を切り拓いてきた野球人生。今後もその軌跡は多くの感動と衝撃を生んでいくに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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