イチロー“ローズ超え”日米4257安打会見「僕が持っていないはずがない」

記録との向き合い方「ローズが喜んでくれてれば全然違う」

――節目の記録に対する付き合い方というのは変わってきたか。

「200とこれは全然比較できないですからね。これはだから、今回のでいえば、ピート・ローズが喜んでくれてれば全然違うんですよ。それは全然違います。でもそうじゃないっていうふうに聞いているので。だから僕も興味がないっていうか、それを喜んでくれてたら、ハリー(張本さん)なんかは来てくれたじゃないですか、シアトルに。ハリーって、ハリーですけど。なんかかわいげがありますよね」

――これからの先に来る数字というものへの付き合い方はどうか。

「これから先の数字ですか? 例えば3000とかってこと? でもそれに出会わないとわからないことですから。これ、終わってみてわかることですからね」

――うまく付き合える感覚になってきたか。

「うまくかどうかはわからないですけど、今回のことで言ったら、僕は冷めてましたね。冷めてるところがあったので、なんか変な感じはありましたよね。テンションの違いがなんか」

――去年、タイ・カッブの記録を抜いた時は球場に表示がなかった。今回はあったが。

「僕、見てないんで。それでも。見てないです。反応だけ感じただけで」

――日米通算に対する捉え方が変わってきているように感じるが、米メディアからどういう反応として質問されたか。

「いやあ、その辺はわかんないです。僕。メディアの情報、一切見ないから。ただこうやって言ってたよって聞くじゃないですか。人からね。その程度しかないので、全然わかんないです」

――大リーグ記録ではないが、世界記録にしようという話も出ている。

「どうしてもらっても構わないですよ(笑)。好きなようにして下さいよ。全然構わないです」

――18歳でオリックスに入った時に、25年経ってこれだけヒットを積み重ねる姿というのを想像できたか

「いやそれ、18の時に42までプレーしてることを想像してるやつは誰もいないと思いますけどね」

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