阪神・伊藤隼が今季初先発初打点 福留もサヨナラ打で2000安打に「5」

ソフトバンクにサヨナラ勝ち、金本阪神は再び勢い取り戻すか

 阪神の伊藤隼太が17日のソフトバンク戦(甲子園)に「7番・中堅」で今季初先発。3打数1安打1打点と金本監督の期待に応える活躍を見せた。2回2死走者なしから右前打を放ち今季初安打をマーク。2点を追う6回には2死満塁から押し出し四球を選び初打点を記録。背番号51が本拠地・甲子園で再び輝きを取り戻そうとしている。

 昨年はキャリアハイとなる63試合に出場し打率2割5分2厘、2本塁打12打点。今季は定位置獲得を目標に掲げた矢先、春季キャンプ直前の自主トレ中に「右肩関節唇損傷」で早々と離脱した。

 超変革を掲げ開幕から若手を積極的に起用する金本阪神の中、かつてのドラフト1位は復帰を目指し孤独なリハビリ生活を続けていた。焦る気持ちを抑えながら約4か月の期間を経て復帰戦は5月31日のウエスタン・リーグ対広島戦。段階を踏み今月15日にようやく1軍昇格を果たしていた。

 試合も2-2の9回2死二塁から福留が左前打にサヨナラ打を放ち、王者・ソフトバンクに先勝。この日、3安打を放ったベテランは日米通算2000安打まで残り5本とした。若手、ベテランの力がかみ合ってきた金本阪神が再び勢いを取り戻すか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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