G菅野が今季最短降板 ロッテ伊東監督が語るエース攻略の最大の立役者は
指揮官称賛「あれだけボールを投げさせた」
波に乗るロッテ打線が17日の巨人戦で、日本球界ナンバーワンともいえる菅野を今季最短の6回でマウンドから引きずり下ろした。
伊東監督は、菅野攻略最大の立役者は、初回の細谷だと言い切った。
「細谷で決まり。あれだけボールを投げさせた」
結果的に131キロのスライダーに三振だったが、シュート、スライダー、カーブとほとんどの球種を投げさせ、カウント2-2から実に7球連続ファールで粘った。ここで菅野が投じた球数は12球。先頭打者から手こずった相手エースは2回で52球も投げることになり、これがボディーブローとなった。
4回にはナバーロがフォークを6号同点ソロ。6回には首位打者角中が左翼へ決勝の3号ソロを放った。
「あの打席、打ち方を変えて、全部上から叩く感じでいったらうまくいった」と角中。高めの変化球を上からしばきあげる感じの打ち方には、さすがリーディングヒッターの技術がつまっていた。
先発涌井にとってはこれ以上ない援護で、この日9回1失点完投で6勝目を挙げたエースは「(中日戦の)名古屋で焼肉をおごったお返しがきた」と喜んだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count