1か月半ぶり白星のロッテ涌井、「一番こたえた」監督の言葉と待望の金曜勝利
440日ぶり完投勝利で6勝目、伊東監督「チームみんなが勝たせたいと思っていた」
5年ぶりの巨人戦登板だったロッテ涌井秀章投手(29)が昨年4月4日の楽天戦以来、440日ぶりの完投勝利で待望の6勝目を挙げた。
防御率0点台、日本球界を代表する菅野と投げ合い、123球、無四球完投で、失点は2回にギャレットに許した中前適時打の1点だけと完璧なピッチング。伊東監督も「中盤以降、ギヤを入れなおして、8回以降素晴らしいピッチングだった」と絶賛した。
4月29日の日本ハム戦で7回2失点で5勝目を挙げたが、それから6試合勝ち星がない。その間、完投負けが2試合。気がつけば「(5勝の)二木に追いつかれ、ちょっとこたえた。冗談ですけど」と笑ったが、「一番こたえたのは、監督に『先週勝ってないのはワクだけだな』と言われたこと」と内心は苦しい思いをしていた。
中日戦3タテで5連勝。チーム全体で盛り上がってる中で何としても白星を挙げ、首位ソフトバンク追撃の手を緩めないことが使命だった。