岩隈久志、レッドソックスに初勝利 指揮官「我々には必須の働きだった」と絶賛
ストライクゾーンを積極的に攻め、5試合連続7回以上&1四球以下
この日の岩隈は積極的にストライクゾーンを攻める投球を見せ、鬼門のフェンウェイパークでも大崩れすることはなかった。地元紙「シアトル・タイムズ」電子版によれば、「フォームのバランスがかなりよくなった」と話す岩隈だが、好投の最大の要因として「ストライクゾーンを積極的に攻めて、ファーストストライクを取ることができた。コーナーを攻める投球ではなく、積極的に攻める投球ができたこと」と通訳を介して明かしたそうだ。
直前のレイズ3連戦では、初戦に先発したウォーカーが4回途中、2戦目のカーンズが5回、3戦目のパックストンガ6回しか持たず、救援陣が大車輪の働きをした。それだけに、この日岩隈が7回を投げたことで、救援陣は小休止を入れることができた。サービス監督は「クマはよく投げてくれた。(7回を投げたことは)我々には必須の働きだった」とベテランの力投に感謝したという。
これで7回以上を投げて1四球以下に抑える岩隈らしい登板を、5試合連続で披露することができた。いずれの試合も3?4失点しているが、エース右腕ヘルナンデスを欠く先発ローテでは柱的存在。自身2連勝で今季初めて白星先行したベテランが、ここから本領発揮の夏を迎える。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count