交流戦首位打者は「一流打者」への登竜門 今年は誰が獲得する?
交流戦首位打者のその後の活躍は…
2011年の坂口は前年も打率3割を超えており、すでに好打者としての地位を確立していたが、2012年以降は、まさにその後の「ブレイク確定」の印となっている。
その2012年はそれまで一度も規定打席に到達したことのなかったロッテ・角中選手が、自身初タイトルとなる首位打者を獲得し、ベストナインにも選出された。
2013年はソフトバンク・長谷川がこちらも自身初タイトルとなる首位打者、最多安打、ベストナインをそれぞれ獲得。そして2014年はヤクルト・山田が日本人右打者史上最多のシーズン193安打。最多安打を獲得し、翌年にはトリプルスリーを達成。昨年の西武・秋山はNPB史上最多のシーズン216安打の快挙。ゴールデングラブ賞、ベストナインにも選出される大活躍でシーズンを終えた。
このように、交流戦で首位打者を獲得すれば、ここ数年の結果からレギュラーシーズン再開後の活躍が保証されたようなものであり、その後はシーズンのタイトル争いにも期待が掛かるという傾向にある。