中日・吉見の制球力にハム大谷驚嘆 「さすがだなと」
同じ球種を同じコースに
日本ハムの大谷翔平投手が19日、中日の吉見一起投手のコントロールに目を丸くした。
大谷が絶賛したのは、4回先頭の第2打席。2球目の内角低めスライダーを強振した打球がレガースで覆われていない右スネ付近に直撃。苦悶の表情で一度治療でベンチに下がるほどだったが、プレーを続行。吉見は続く3球目で同じ球種を同じコースへ投げてきた。
「コントロールが抜群にいいですし、自打球が当たった後に、もう1度同じ球を投げられる辺りはさすがだなと。投げきるのは素晴らしいなと思いました」
2回1死では吉見の外角シュートを中前安打とし、6回2死では先制点につながる四球を選んだ。それでも、試合後は吉見の抜群の制球力に刺激を受けたようだった。
交流戦は負けなしの3勝で、防御率0.38。シーズン序盤は安定しなかったが、6勝4敗、防御率2・21と成績を持ち直してきた。リーグ戦再開後は26日のオリックス戦(京セラドーム大阪)での登板が予定されている。「吉見さんは素晴らしい立ち上がりをしていたので。相手の投手にプレッシャーがかかる。(リーグ再開後は)ソフトバンクに勝たないと。勝てるように頑張ります」と大谷。技巧派右腕から受けた刺激を、今後の奮闘につなげたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count