パで3年連続30本塁打は10年間なし 「和製大砲」の名に相応しい選手は?
3年連続30本塁打へ今年挑む権利があるのは中村だけ
そんな中で今年、2005年以来11年ぶりの日本人選手による3年連続30本塁打に挑む権利を持つ選手は、西武の中村ただ一人。過去には2008年に46本塁打、2009年に48本塁打を放って3年連続30本塁打に王手を掛けたが、2010年には右ひじの手術で2か月以上も戦線離脱したことが大きく響き、25本塁打に終わって達成はならなかった。
今年はここまで11本塁打を放っているが、15日の広島戦の挟殺プレーの間に左膝を痛めて登録抹消。最短での復帰を目指しており、ここから残り約70試合ほどで19本塁打が必要になってくる。実際に過去2年の中村は、2014年の7月以降22本塁打。2015年の7月以降は16本塁打を放っており、ここからの19本塁打も不可能な数字ではない。
また自らの愛称でもある、1試合での複数本塁打=「おかわり弾」が今季はまだ一度もない。ここから少しでもたくさんの「おかわり弾」を放つことで、11年ぶりの記録は見えてくる。「パ」では2005年から遠ざかっている3年連続30本塁打達成なるか、中村の一発に注目していきたい。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)