メッツ獲得候補に元横浜グリエル急浮上 トライアウト実施へ
三塁補強が急務のメッツ、アルダーソンGMは興味ありも慎重な姿勢
母国キューバから亡命し、メジャー球団と契約できるフリーエージェント(FA)権を獲得した元横浜ユリエスキ・グリエル内野手が、近日中にもメッツのために公開練習を行うことが明らかになった。球団公式サイトが、メッツのアルダーソンGMの話として伝えている。
主将でもある三塁手デービッド・ライトが頸椎ヘルニアの手術を行うため、長期戦線離脱。メッツは三塁手の補強が急務とされている。獲得候補として、先日ロッキーズから戦力外通告されたホセ・レイエスらの名前が挙がっているが、ここへ来てグリエルの名前が浮上した。メッツには、同じくキューバ出身でグリエルの友人でもある外野手ヨエニス・セスペデスが在籍。グリエルの獲得をチームに進言しているという。
グリエル獲得の可能性について質問を受けたアルダーソンGMは、地元メディアに対して「我々なりの適切な調査をする予定だ」と話し、「(公開練習の)予定は立ててある」と認めたそうだ。その上で「彼は何ヶ月と言わないまでも、数週間は投手の生きたボールを見ていない。実際に試合でプレーできる準備ができるまで、どのくらい時間が掛かるのか分からない。もちろん、契約金額やその他の問題もあるし、試合ではなく練習を見て選手を評価しなければならない」と、契約について慎重な姿勢を見せているという。
かねてよりメジャーでプレーすることが夢だと語っていたグリエルだが、いよいよ夢が実現する可能性が見えてきた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count