イチロー、3戦連続先発で1安打&美技 MLB通算2983安打で3000安打へ「17」
中前打で2試合連続ヒット、5回にはファウルフライをスライディングキャッチ
マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間23日)、本拠地でのブレーブス戦に「1番・ライト」で先発出場し、4打数1安打だった。3試合連続スタメンで、マルチ安打をマークした前日から2試合連続安打。メジャー通算2983安打で、3000安打へ残り17本とした。マーリンズは3-0で勝利し、連敗を2で止めた。
イチローは初回、1ボール2ストライクから相手先発右腕ガントの75マイル(約121キロ)のカーブを叩き、ニゴロに倒れた。
しかし、第2打席で好調ぶりを見せつける。マーリンズがボーアの2ランとマシスのタイムリーで3点を先制し、なおも2死一塁で迎えた場面。カウント2-2から、第1打席では打ち取られた低めへの75マイルのカーブを今度は巧みなバットコントロールで見事に捉えた。ライナーでセンター前に運ぶヒット。今季14度目のマルチ安打を記録した前日に続き、2試合連続ヒットとした。しかし、ここは続くエチャバリアが左直に倒れ、追加点にはつながらなかった。
イチローは守備でも見せる。3点リードの5回、2死二塁でガントのフライが右翼へ飛ぶ。ファウルゾーンへと切れていく打球を追ったイチローは、鮮やかなスライディングキャッチ。名手にとってはやや余裕のあるプレーだったが、マーリンズはこれで失点のピンチを脱した。
その裏の第3打席は1死走者なしで遊ゴロ。7回は2死走者なしでフルカウントから2番手左腕クロルのスライダーに空振り三振に倒れた。
マーリンズは先発左腕コンリーが8回4安打無失点と快投。9回は守護神ラモスが締め、3-0のまま勝利して連敗を「2」で止めた。イチローは4打数1安打で今季打率.350と、依然として好成績。6月は月間打率4割、出塁率.483と好調を維持している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count