日ハム大谷、同世代・広島鈴木の大活躍に刺激 「すごい。いい打者だな」
交流戦で活躍、「大谷・藤浪世代」に注目「目標にされるような選手になれれば」
日本ハムの大谷翔平投手が22日、広島の鈴木誠也外野手と共に「日本生命セ・パ交流戦」で各リーグから特に活躍が目立った選手を表彰する「日本生命賞」を受賞した。
大谷は鈴木と1994年生まれの同級生。7日からの広島3連戦(旭川、札幌)は「3番・指名打者」でスタメンだったため、投手として対戦することはなかったが、鈴木は17日からのオリックス3連戦(マツダスタジアム)でサヨナラ、サヨナラ、勝ち越しと3戦連続V弾を放つ活躍を見せた。交流戦で神懸かり的な打撃を見せた好打者に、大谷は一目を置く。
「すごいですよね。(181センチ、87キロと)体格もいいですし、スイングも強い。いい打者だなと思いました」
高校時代は大谷が岩手・花巻東高で、鈴木は東京・二松学舎高出身。練習試合で対戦したこともなく、大谷は「高校の時から話したことはない」という。それでも、ブレイク中の鈴木の存在は確かな刺激となっているようだ。
同じ1994年度生まれでは阪神・藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)、ロッテ・田村龍弘捕手、阪神・北條史也内野手(ともに光星学院高)らが1軍で奮闘中。今秋のドラフトでは創価大・田中正義(創価高)、中京学院大・吉川尚樹(中京高)ら多数の同級生がプロ入りが予想されている。
過去には「まだ高卒の選手しかいないけど、いい選手はいる。(自身が)目標にされるような選手になれれば」と話していた大谷。大谷、藤浪が今後も世 代を引っ張っていくのか、鈴木のように2人に割って入ってくる選手が出てくるのか。「大谷・藤浪世代」と言われる1994年生まれの選手たちに注目だ。