【高校野球】シード制なし大阪大会 優勝候補の履正社は今年も初戦から強豪と激突

履正社は初戦で関大一と激突、PL学園は東大阪大柏原と対戦

 頂点への道のりは険しい。これが大阪を勝ち抜く難しさでもある。7月9日から177チームが覇権を争う第98回夏の甲子園、大阪大会の組み合わせ抽選会が24日、行われた。春の近畿大会を制して、6年ぶりの夏の優勝を目指す履正社は初戦で甲子園出場経験のある関大一と対戦することになった。

 履正社は今年のドラフト候補の左腕・寺島成輝、山口裕次郎ら好投手をそろえ、4番の安田尚憲も2年生ながらパンチ力がある。秋は大阪府大会、3位決定戦に敗れ、センバツ出場どころから近畿大会にも出られなかったが、チーム全体が悔しさを力に変えて、春はチーム力を上げてきた。

 大阪大会は他の都道府県とは異なり、シード制を採用していないため、強豪同士がいきなり激突することも多い。昨年、好投手の渋谷、溝田、寺島を擁した履正社は初戦(2回戦)で優勝候補の大阪桐蔭と激突。寺島は先発したが9回5失点し、チームも敗れた。

 チーム内には「優勝するためには最終的にはどこが相手でも倒さなくてはいけない。初戦が強いところであっても関係ない」との声もある。履正社と関大一の勝者は春の大阪大会4強の汎愛と対戦することも決まった。

 また、今夏で活動を休止するPL学園は15日に東大阪大柏原と対戦が決まった。大阪桐蔭と強豪の関大北陽が同じブロックに入るなど、今年も序盤戦から白熱した戦いが繰り広げられそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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