田中将大、6回7安打3失点 5勝目の権利を持って降板
味方打線に援護されながらの粘投で1点リードを守る
今季5勝目を目指すヤンキース田中将大投手は24日(日本時間25日)、本拠地で行われたツインズ戦に先発し、6回を7安打3失点(自責3)とし、勝利投手の権利を持ったまま降板した。
前回17日に続き、2戦連続でツインズ打線相手を迎えた。2日試合のない日がはさまれたため、中6日で迎えたマウンド。1週間前に敵地で対戦した時は、8回を7安打1失点と圧倒的な投球でチームを勝利に導いた。
この日も初回は3者凡退と上々のスタート。2回には先頭ドジャーに左翼線二塁打を許したが、後続3人をしっかり抑えた。
失点したのは3回。先頭スズキにライト前安打されると、続くバクストンには右越え二塁打を許して無死二、三塁。次打者ヌネスが外角ツーシームをセンター前に弾き返し、2点を先制された。1死を奪った後も四球を与え、なおも1死一、二塁とピンチは続いたが、2者連続で空振り三振とし、さらなる失点を防いだ。
3回裏の攻撃で、味方打線はベルトランやロドリゲスらベテランの奮起で同点に追いついた。だが、田中は4回にも四球と左翼への二塁打で1死二、三塁とした後、三ゴロの間に1失点。再び勝ち越されてしまう。
だが、ヤンキース打線も諦めない。4回攻撃で相手のミスにも乗じ、2点を追加して再逆転に成功した。田中は4回を投げ終えて73球と球数がかさんでいたが、5回と6回を走者を背負いながらも無失点に切り抜け、1点リードを守り抜いた。
6回を投げて7安打7奪三振2四球で3失点(自責3)、防御率は3.01。95球を投げて62ストライクだった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count