リーグ再開黒星発進の楽天、4敗目のエース則本は巻き返し誓う
険しい表情のエース、「11安打も打たれては勝てるわけがない」
楽天の則本昂大投手が24日、ソフトバンク戦に先発し、6回11安打6失点で今季4敗目を喫した。
試合開始直前から降り出した雨の中、2回2死まで走者を出さなかった則本だが、ショート・茂木の送球ミスで6番・松田の出塁を許すと、そこから4連打で3点を失った。3回には、先頭の3番・柳田を内野安打で出し、自らの一塁けん制で悪送球。無死2塁から4番・内川に中前適時打を浴びた。4回にも3連打と、投内連携のミスが重なり2失点。則本は「11安打も打たれては勝てるわけがない」と険しい表情だった。
打線もソフトバンク先発・和田の前に6回まで無安打に抑えられた。7回にウィーラーがチーム初安打を放ち、この日、復帰した銀次も中安。1死一、二塁で島内が右中間に2号3ランを放ったが、8回をスアレス、9回をサファテに抑えられて反撃はならなかった。
リーグ戦再開は黒星発進。交流戦は3戦無敗だったエースは「(次回登板まで)時間はあるので、反省を出して次に活かせればいいです」と巻き返しを誓っていた。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi