田中将大、MLB通算30勝目でヤ軍5割復帰導く 米紙称賛「すべてはタナカから」

チーム最多今季10度目QS、「タナカと鉄壁ブルペンがツインズ圧倒」と地元紙

 24日(日本時間25日)に本拠地で行われたツインズ戦に先発したヤンキース田中将大投手が、今季5勝目(2敗)を飾った。2点の先制を許すも、点を取り返してくれる打線の援護に奮起。6回を7安打7奪三振2四球3失点(自責3)とし、防御率は3.01となった。チームは5-3で勝利し、勝率5割に復帰。地元紙「ニューズデー」電子版では「タナカと鉄壁ブルペンがツインズ圧倒」の見出しで、投手陣の活躍を称えた。

 前回17日に続き、ツインズと対戦した田中は、序盤から快調に飛ばした。だが、キレのあるスプリットとは裏腹に、やや制球を乱した3回先頭からの3連打で2点を先制されてしまう。4回にも四球と二塁打が絡んで1失点するが、この日は打線が奮起。3回裏に同点に追いつくと、4回裏には勝ち越しに成功し、マウンド上の右腕を援護した。

 田中は5回と6回にも走者を背負ったが、無失点に抑えて1点リードを守り抜いた。試合後、地元メディアに「やっぱり7イニング以上投げたい気持ちは強い」と通訳を介して、自らの心掛けについて話したが、3回に球数がかさんだために6回を投げ終えて95球(62ストライク)。「今日みたいに球数がかさんでしまえば『なんとか6回までは』とメンタルの中で切り替えた」と、6回3失点の粘投でマウンドを譲った。

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