イチロー、3000安打へ「16」 通算2984安打&505盗塁、2得点で勝利に貢献

3戦ぶり先発で遊撃内野安打、先制&同点のホーム踏む、マーリンズは快勝

 マーリンズのイチロー外野手は25日(日本時間26日)、本拠地でのカブス戦に「1番・センター」で3試合ぶりに先発出場し、4打数1安打1四球、1盗塁2得点。リードオフマンとして、先制と同点のホームを踏む活躍を見せた。メジャー通算2984安打で、3000安打へ残り16本。今季7盗塁目で、現役最多の盗塁数を「505」に伸ばした。マーリンズは9-6でリーグ最高勝率のカブスに競り勝ち、今シリーズの対戦成績は2勝1敗。26日(同27日)に第4戦が行われる。

 この試合のカブス先発はベテラン右腕ラッキー。イチローにとってはメジャー最多となる126打席の対戦経験があり、通算打率.303としている相手だ。

 初回、イチローは2球で追い込まれながら、そこから4球連続ボールで出塁した。すると、続くプラドへの初球で二盗に成功。メジャーで現役最多の505盗塁に伸ばし、日米通算では704盗塁とした。その後、プラドのヒットで三塁に進み、イエリッチの犠飛で生還。あっという間に先制のホームを踏んだ。

 しかし、マーリンズ先発クレメンスは2回に同点に追いつかれると、3回には3点を失い、1-4と逆転される。イチローは3回は1死走者なしで遊ゴロに倒れた。

 その後、マーリンズは4回に2点を奪い1点差に。イチローは5回、1死走者なしで打席に立つと、1ボールからカーブを三遊間に転がす。遊撃ラッセルが懸命に送球するも、セーフで内野安打。ラッセルの悪送球で一塁手リゾが捕球できず、イチローは二塁まで進んだ。

 すると、続くプラドがレフトへタイムリーツーベース。イチローはこの日2度目の生還を果たし、同点に追いついた。マーリンズはさらにスタントンのタイムリーなどで3点を加え、一挙4得点でこの回逆転に成功した。

 イチローは6回は2死走者なしでニゴロ。マーリンズは7回にさらに2点を加え、9-6で快勝した。

 イチローは8回も2死走者なしで打席に立ったが、5番手右腕エドワーズの前に中直。この試合は4打数1安打で打率.345、2出塁で出塁率.419と好調を維持している。メジャー通算2984安打で、3000安打へは「16」。金字塔に着々と近づいている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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