日米通算2000安打の阪神福留 「もう個人的な数字は追いかけることもない」
次を見据える福留、「あとはこのチームが勝つということが目標になる」
「プロに入って打てるかどうかも分からない時から、初めてのヒットを打って今日を迎えられた。ここまで野球を続けられたのが第一と思う。本当に周りの方に感謝しています」
PL学園、日本生命、中日、メジャー、阪神。アマチュア時代から常に第一線で活躍し続けた。数々の恩師に出会い、家族の支えもあって一流打者へ上り詰めていった。
「やっぱり、誰という特定の人ではなくて。周りの方々にたくさん支えられて。自分の一番近くで家族が見守ってくれて支えてくれた。感謝しかない。僕にとっては携わって頂いた全ての方が恩師になる」
次なる目標はチームを勝利に導くこと。「もう、個人的な数字は今更、追いかけることもない。あとはこのチームが勝つということが目標になる」。2000安打はプロ13年目、39歳のベテランにとって通過点に過ぎない。金本監督を胴上げするため福留はバットを振り続ける。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count