イチローと18年前に初対面「コイツは打てる」と直感した通算162勝左腕

松井秀喜に注目が集まる中、メジャーの目を引いたイチローの打撃

 ここで一言物申したのがライター氏だ。1998年当時メッツに所属していたライター氏は、日米野球の参加メンバーに選ばれて来日。シリーズ第3戦に登板をし、イチローとも対戦している。当時のメジャー関係者は「みんな東京ジャイアンツの松井(秀喜氏)のことばかり話していた」そうで、ライターさんも当然その輪に加わっていた。
 だが、来日してから日本代表チームの練習や試合の様子を目の当たりにしたメジャー関係者の目を奪ったのは、他でもないイチローだったという。「対戦結果は覚えていませんが、鋭いライナーを飛ばしまくっていた」「こいつは打てると直感した」と、当時の強烈な印象を語っている。「その2年後にメジャーにやってきて、ご覧の通りだ」と、自分の目に狂いがなかったことを強調した。

 日米通算安打数では、メジャー歴代最多安打記録4256本を持つピート・ローズを超えたイチローは、メジャー通算安打数を2984本とし、次の1打でサム・ライスと並んで通算安打数では歴代30位タイとなる。早くからイチローの才能を認めていたメジャー通算162勝左腕でも、まさかこれだけ長いキャリアを持ち、そして18年後に自分がイチローの出場する試合を解説することになるとは思わなかったのではないだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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