“韓国50発男”朴炳鎬が降格危機!? 規定打席到達者で打率最下位.194
5月17日までは今季42発ペースも、それ以降28試合の打率は.133
今季メジャーでは韓国人選手の活躍が目覚ましいが、ここへきて打撃にブレーキが掛かり始めたのが、ツインズのDH朴炳鎬だ。6月27日現在、今季打率は.194。地元紙「ミネソタ・スタートリビューン」電子版では、外野手ミゲル・サノが近々故障者リスト(DL)から復帰する際、朴がマイナー降格する可能性が高いと伝えている。
朴は5月17日まで打率.257、出塁率.339、長打率.578、9本塁打と好成績を収め、シーズン42本塁打ペースで勝利に貢献していた。だが、それ以降は6月27日まで28試合で打率.133、3本塁打と急ブレーキ。シーズンを通じての打率も.194で、規定打席到達者のうち唯一2割を切るメジャー最下位となってしまった。
記事によると、モリター監督は「長い目で見れば、彼との契約は価値あるものだったと証明されるという意見は変わっていない」とし、昨オフに4年1200万ドル(約12億2600万円)でツインズ入りした韓国50発男を擁護。「シーズン序盤に適応能力の高さを見せたため、周囲の期待が急に高まち過ぎた部分があるのだろう。最近の状態が我々が想像していたものに近い」と話したそうだ。
外野手兼DHのサノがDLから復帰するにあたり、ロースター枠を1つ空けなければならないが、打撃不振にあえぐ朴に白羽の矢が立つ可能性が高い。モリター監督は「ミゲル(サノ)の復帰にあたり決断をしなければならないが、今週の様子を見てから決めたい」と名言は避けたそうだ。
韓国ネクセン時代には、2012年から4年連続ホームラン王&打点王の2冠に輝き、14年に52本、15年には53本と2季連続で50本塁打以上をマークした長距離砲だが、メジャーに完全に適応するにはもう少し時間が掛かりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count