イチロー262安打の記録が危機!? ボガーツが安打量産態勢に
12年ぶり記録更新なるか?「ありそうもないが、不可能ではない」と米メディア
シーズンの疲れがたまり、体力的にも落ちてくる後半戦に、同じペースで安打を生み続けることが至難の業だ。ボガーツがこのまま量産し続けるのは容易いことではない。だが、今季のボガーツが12年前のイチローより唯一有利な条件があるという。それが、3番ボガーツの後ろには強打者の4番オルティスが控えていることだ。
2004年マリナーズで1番打者イチローの後ろに控えていたのはランディ・ウィン。巧打で知られる選手だったが、メジャー通算521本塁打を誇るパワー打者のオルティスには敵わない。相手バッテリーの立場になれば、オルティスとの勝負を避けたいのが本音。そうなれば、ボガーツと勝負せざるを得なくなり、ボガーツとしては安打を積み重ねるチャンスは増えるというわけだ。
さらに、面白いデータも紹介されている。2004年のイチローは、シーズン162試合の49.7パーセントにあたる80試合でマルチ安打を記録しているそうだ。現在、ボガーツは76試合のうち33試合、44.6パーセントでマルチ安打をマークしている。
果たしてボガーツは12年間、誰も到達することがなかった「262安打」の聖域に足を踏み入れられるのか。「ありそうもない。でも、間違いなく不可能ではない」と、記事は締めくくられた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count