22年ぶり10連勝の広島、サヨナラに逆転勝利、光る勝負強さ
緒方監督は9勝目の野村を評価「粘ってくれたのが大きかった」
広島の勢いが止まらない。28日に三次市で行われたヤクルト戦に勝利し1994年以来22年ぶりの10連勝を達成した。
先発の野村祐輔が雄平、大引に2本のアーチを許したが、それ以外の失点を許さず7回4安打2失点でリーグトップの9勝目をあげた。
緒方監督は「今日は祐輔でしょう。先制されたが、(田中)広輔がすぐに同点にしてくれた。その後ピンチがあったけど、あそこで粘ってくれたのが大きかった。嫌な流れになりつつあったところでしっかりと投げてくれたね」と評価した。
10連勝は実に勝負強さが光る。サヨナラ勝ちが4試合。2点差以内での勝利が8試合。逆転勝ちも6試合ある。先発が8試合でクオリティースタート(6回以上投げて自責3以下)と試合を作り、負けていてもブルペン陣が踏ん張っているうちに打線がひっくり返す試合が続く。接戦に弱いという弱点も消え、いよいよ死角がなくなってきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count