カーショー、軽度椎間板ヘルニアで自身2度目のDL入り
エース左腕がまさかの離脱、ドジャースは先発右腕ノリスをトレード獲得
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、30日(日本時間7月1日)、エース左腕のクレイトン・カーショウ投手を軽度の椎間板ヘルニアのため故障者リスト(DL)に入れる、と発表した。複数の米メディアが伝えている。
カーショウは6月26日のパイレーツ戦で今季2敗目を喫した後、腰の痛みを訴えていた。その後、遠征中のチームから離れてロサンゼルスへ戻り、腰の専門医でもあるロバート・ワトキンス医師の診察を受けた。MRI検査の結果、軽度の椎間板ヘルニアと診断され、チームはDL入りを判断したそうだ。現在は硬膜外注射を受け、症状の改善を待っているという。
ドジャースの球団公式サイトによれば、ロバーツ監督は「彼はこれが最良の道だと理解している。あれだけタフな男だ。医師の診断を受けるには、相当の覚悟がいったはず。彼がどれほどの痛みを味わっているのか誰にも分からない」と、2008年のデビュー以来、たった一度しかDL入りしたことがない強靱な心身を持つ左腕を思いやったそうだ。
カーショウは、2週間ほど前から越しに違和感を感じ、治療を受けながらマウンドに上がっていたそうだ。それでも今季これまでの成績は11勝2敗、防御率1.79という素晴らしい成績を残している。ロバーツ監督は「痛みがない状態でどんな投球を見せてくれるのか、想像もつかない」と話し、今は治療に専念し、その後の活躍を期待したという。
エース左腕を失ったドジャースは、早速トレードで先発ローテの補強に乗り出した。ブレーブスから右腕バド・ノリスとを獲得。ノリスは今週末のロッキーズ3連戦で先発することになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count