今季7勝目の前田健太、投球回90イニングを超えて25万ドル獲得!

投球回「90」超えで25万ドル、2つ目の出来高条件クリアで合計125万ドル!

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」電子版によれば、尻上がりに調子を上げた前田について、この日コンビを組んだ捕手グランダルは「いつも何かピンチが起きても、それを乗り越えて行くような気がするんだ」と驚きを見せたという。「(5月28日)メッツ戦でも打球が手に当たったけど6回(注:原文ママ)まで投げた。(6月19日)本拠地でのブルワーズ戦でも序盤に球数がかさんだけど、7回途中まで投げたし」と、この日も1回に満塁の危機を迎えながら1失点に抑えた右腕が、逆境に立たされた時に見せる踏ん張りを指摘したそうだ。

 6回を投げて3安打6奪三振2四球で1失点(自責1)で、日本人メジャーリーガー最多となる7勝目をマーク。防御率を2.82に下げた。

 この日の登板で今季の投球回数は92回2/3となり、出来高の条件となる90イニングを超えたため、前田は25万ドル(約2575万円)のボーナスを手に入れた。前回のパイレーツ戦では今季15試合目の登板を果たして100万ドル(約1億300万円)を獲得したため、すでに出来高で125万ドル(約1億2900万円)を手に入れたことになる。

 基本給が300万ドル(約3億900万円)と破格の安値だった前田だが、着実に条件をクリアしながら、高額契約にふさわしい実力を持つことを証明しつつある。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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