マーリンズで「崇拝」されるイチロー シアトル地元紙が移籍後の“変化”特集
内野安打は「意図的に打っている」
またイチローの全安打のうち約25%が内野安打であることにも触れており、これについて本人は「狙わない時もあるけど、ほとんどの場合、僕は内野安打を意図的に打っています。そうすると投手、内野手、捕手にダメージを与えることが出来るんです。僕にはそれがたまらないんです」とコメントしたという。
記事ではカブスを率いる名将ジョー・マドン監督が「どこを守っていたって、彼は他のどこか違う場所にボールを飛ばしてくる」とその打撃技術に驚嘆していることも紹介している。
昨季の不振を見事に脱して飛躍を見せるイチロー。自身、日米通算安打でピート・ローズのメジャー最多4256安打を超えた後の会見で「3年間ちょっとしんどかったですね。(中略)まあでも長い時間やってたら3年くらいはちょっと許してっていう感じですかね」と語っており、今季の状態に好感触をつかんでいる様子がうかがえる。
42歳にして不振を脱し、周囲の想像を超えるパフォーマンスを発揮する姿は、米国内でも大きな話題を呼んでいる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count