名選手2人も虜!? 「ボンズとマッティングリーはイチローに魅了されてる」
悪名高いオーナーのローリア氏だが…イチローは「チームにとってとても大事な存在」
メジャー史上30人目の3000安打へ向け、着々と歩みを進めているイチロー外野手。マーリンズ在籍2年目となった今季は開幕から好調を維持し、2日(日本時間3日)時点で打率.338、出塁率.412をマーク。通算2989安打で、3000安打の金字塔まで残り11本と迫っている。次々と歴史を塗り替えていくイチローの存在は、マーリンズのチーム内でますます大きなものとなっているようだ。
メジャーリーグ評論家の第一人者で、過去に米国野球殿堂からも表彰されたピーター・ギャモンズ氏は、自身の米野球専門メディア「ギャモンズ・デイリー」で、マーリンズの名物オーナーであるジェフリー・ローリア氏が背番号51に最大級の賛辞を送っていることを伝えた。ローリア氏は主力を大量放出する「ファイヤーセール」をこれまで度々行い、監督を次々と交代させてきたことでも有名な人物。米国内での評判は決して良くない。ただ、イチローに対して抱く敬意は特別なようで、記事の中で「このチームにとってイチローはとても大事な存在なんです」と語っている。
イチローは加入1年目の昨季、キャリアワーストの打率.229と苦しんだ。ただ、試合前の入念な準備や練習への姿勢、そしてクラブハウスでの振る舞いなどで、チームメートから尊敬を集めた。そして、今年はプレーで圧倒的な存在感を見せている。