ロッテ涌井、元同僚・岸とエース対決で快投 「チームが勝ったことが全て」

「待ちに待っていた」岸も好投、最後はロッテが勝利で涌井は「次のチームが勝てる投球を」

 2013年までチームメートだった岸とはオフの自主トレも一緒にする仲。涌井との対戦を「待ちに待っていた」と、岸も最速148キロの速球とチェンジアップ、カーブでロッテ打線に勝ち越し点を許さず、8回1死満塁では清田を遊ゴロ併殺で延長戦に突入した。

 西武は負ければ二ケタ借金、3位転落のロッテはソフトバンクが敗れ、日本ハムが11連勝の結果に、絶対に落とせない試合だった。

 試合は2人が降板したあとの延長10回、西武の3番手・増田からナバーロがサヨナラ打を放ち、ロッテが勝利。「チームが勝ったことが全てです。何とか粘りのピッチングが出来たと思う。次もチームが勝てるピッチングをしたい」。広報にコメントを残しただけで、涌井は早々に球場を後にした。だが、6連戦の初戦で、しかも今週末の日本ハム戦(札幌ドーム)を前にロッテは大きな白星を手にした。

【了】

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