自身2連敗中のSB東浜が楽天戦へ決意 「5回でつぶれてもいいつもりで」

前回はウィーラー、枡田に被弾「低めに強い球がいくように」

 9日、ソフトバンク・東浜巨が楽天戦に先発する。6月25日、仙台での対戦では6回まで好投しながら、7回にウィーラーと枡田に本塁打を許して逆転負け。翌週2日の日本ハム戦でも6回1失点ながら味方の援護に恵まれず連敗を喫した。自身5勝で足踏みが続いているだけに、9日の登板で6勝目を勝ち取りたいところだ。

「(前回登板からの)1週間は特に調整のやり方は変えていません。(遠征先の)大阪でもブルペンに入って監督に直接見ていただいて、再確認できたところはあります。それをどう活かせるか、ですね」

 再確認できたのは「フォーム、身体の使い方、意識の問題」だと語る東浜。そして「一人ひとり、1球1球、全力で。5回でつぶれてもいいつもりでいきます」と力強く続けた。楽天打線の中で気をつけたい打者を尋ねると、やはり前回本塁打を浴びた2人の名前を挙げた。

「どういうオーダーで来るかわかりませんが、やはりウィーラーと枡田さんですよね。とにかく一発だけには注意して、低めに強い球がいくように。攻めていく中で、どれだけ丁寧にいけるか。そのためにも、しっかり腕を振って投げたいです」

 8日に初戦を落としたソフトバンクとしては、このカードに勝ち越すために絶対に落とせない試合となる。また、東京の「鷹の祭典」をきっかけに7月から着用している青いユニフォームで5連敗中とあって、その連敗ストップも東浜の右腕に託される。東浜には、いろいろなプレッシャーを弾き返すような快投を期待したい。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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