ホークス大隣の復活星でカード勝ち越し 工藤監督も称賛「6回1失点は上々」
397日ぶり1軍登板で勝利の左腕、工藤監督「最初からこれだけの投球ができれば十分」
ソフトバンクは10日の楽天に6-2で勝利し、初戦を落としながらもカード勝ち越しを決めた。
この日の主役は397日ぶりの1軍登板となった大隣憲司。「思ったより緊張しなかった」という大隣は、立ち上がりから丁寧な投球で楽天打線を翻弄。6回で降板したものの、昨年6月9日以来の白星を挙げた。
打線も初回に内川聖一の適時打で先制すると、2回には細川亨の適時打で2点目。細川は、5回にも貴重な中押し点となる今季1号ソロ本塁打を放つなど攻守で大隣の復活星に貢献した。
試合後の工藤公康監督は「6回1失点は上々」と大隣を称賛した。
「いいテンポで投げていたし、余分な球も少なかった。次の課題を言えば、もう少し力強さがほしいかな。ただ、これは投げていかないと出ないからね。最初からこれだけのピッチングができれば十分だよ。下半身の安定も含めて力強さが出ればコントロールももっと安定するはず」