前田健太が貫禄の8勝目! 7回2安打1失点で自己最多13Kの快投披露!
前半戦最終戦で最高パフォーマンス、毎回奪三振で同地区パドレスを圧倒!
ドジャース前田健大投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのパドレス戦に先発し、自己最多13奪三振を記録する快投で、今季8勝目(6敗)を飾った。今季最長タイ7回を投げて、2安打13奪三振無四球1失点(自責1)とパドレス打線を圧倒。前半戦最終戦を最高のパフォーマンスで締めくくった。チームは3-1で勝利した。
3度目の対戦となった同地区パドレスを相手に、初回から攻めた。低めに制球された速球を軸としながら、カーブで打者のバランスを崩す。そこへ切れの良かったスライダーとチェンジアップが加われば鬼に金棒だ。奪三振ショーは初回からスタートした。
初回に先頭アップトンを空振り三振とすると、続くマイヤーズも空振り三振。3者凡退で好発進すると、味方打線も早々に援護点を挙げてくれた。
2回1死からディッカーソンにセンター前安打を許すも、その後から9者連続凡退。この日、唯一の失点は5回1死からノリスに許したレフトへのソロ弾だった。
リズムをつかんだ前田は、一度も相手に流れを引き渡さないまま、面白いように三振とアウトの山を築いていく。5回2死からラミレスを空振り三振とし、自己最多タイの9奪三振。6回に3者連続三振に仕留めて一気に自己最多記録を更新すると、7回にも先頭ケンプを空振り三振に斬って13奪三振とした。
圧巻だったのは奪三振数だけではない。制球が光ったこの日の四球は0。無四球登板は、デビュー戦だった4月6日パドレス戦以来2度目のことだった。
メジャー自己最長タイとなる7回を投げて97球(69ストライク)で降板した。防御率を2.95とした。
前半戦を最高の形で締めくくった前田のパフォーマンスは、エース左腕カーショーを怪我で欠くドジャースにとって心強いものとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count