日ハムが完勝、ついに球団新記録の15連勝 プロ野球記録へあと3勝、SBと5差
15連勝以上はプロ野球9度目、「どんな負け試合でもあきらめずにやっているから」
日本ハムは11日のオリックス戦(京セラドーム)で4-1で勝利。快勝で6月19日の中日戦(ナゴヤドーム)から15連勝として、球団新記録となった。
盤石の試合運びだった。3回、1死から岡が三塁内野安打で出塁すると、続く西川の右中間二塁打で一塁走者・岡が快足を飛ばして先制のホームへ滑り込んだ。さらに、中田、田中賢の連続四球などで2死満塁とすると、前日にサヨナラ弾を放ったレアードが押し出し四球。7回には2死二塁から中田の遊撃内野安打と遊撃・安達の送球エラーの間に1点を追加すると、8回は矢野の犠飛でダメを押した。
投げては先発の吉川が最速148キロ直球を軸に5回1/3で6安打無失点に抑えた。2番手・谷元は6回1死満塁のピンチをしのぎ、7回はバース、8回は宮西とつなぎ、9回は鍵谷が1点を失ったものの、最後は守護神マーティンが締めた。吉川は6勝目(5敗)をつかんだ。
15連勝以上は05年ソフトバンク以来プロ野球9度目。試合後にヒーローインタビューを受けた西川は「こういう日に決勝打を打てて、うれしく思いますし、チーム全員で積み上げてきた。ドンドン伸ばしていきたいと思います」と笑顔で話した。
「全員勝ちに向かって頑張っている。どんな負け試合でもあきらめずにやっているから、15連勝したと思います。僕たちは目の前の試合を勝つことだけ考えている。また明日、明後日頑張りたいと思います」
首位ソフトバンクとは5ゲーム差。11日はメンドーサが先発し、オリックス・西との投げ合いになる。54年南海と60年大毎が記録したプロ野球記録の18連勝にどこまで迫ることが出来るか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count