広島新井、2発含む4安打5打点 13日は200勝へ盟友・黒田先発「記念の日に」
3年ぶりの2桁本塁打に「恥ずかしいんですけど、まだまだ打てるように」
広島の新井貴浩内野手が12日の巨人戦(マツダスタジアム)に「5番・一塁」で先発し、2本塁打を含む5打数4安打5打点の大暴れを見せた。13-3での大勝に貢献。試合後には、日米通算200勝に王手をかけて13日に先発する盟友・黒田博樹投手に「記念の日になるように」とエールを送った。
新井は1点を追う2回1死では内海から同点の右越え9号ソロ。3回1死一、二塁で勝ち越し左前適時打を放つと、2点リードの5回無死一塁では右翼最前列へ10号ソロを叩き込んだ。この回は2死一、三塁で2度目の打席に立ち、左越え適時二塁打。一挙7得点のビッグイニングを作った。
1試合2本塁打は阪神時代の2013年5月7日の巨人戦(東京ドーム)以来3年ぶり。昨年、広島に復帰してからは初となった。7月は7試合で5本目のアーチで、13年以来のシーズン2桁本塁打に到達した。通算300本塁打にも残り3本とした。
お立ち台では「(1本目は)感触は良かったですね。とにかく早い回に追いつきたかった。早い回に本塁打を打てて良かったです。(2本目は)こすり気味だったので、入ってくれるかなと思って見てました。追加点が欲しい場面。いい本塁打になって良かったです」と2本塁打を振り返ったベテラン。3年ぶりの2桁本塁打に到達したことについては「3年ぶりですか…。恥ずかしいんですけど、まだまだ打てるように頑張りたいなと思います」と笑みを浮かべた。
13日は盟友・黒田が先発。本拠地で日米通算200勝の偉業に挑むが、新井は「しっかり援護して、記念の日になるように頑張りたいと思います」と話した。前半戦最後の試合を最高の形で締めくくりたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Coun