兵庫大会初戦で西脇工左腕・竹本が5回参考ながら完全試合
今大会注目、エース武次との左腕コンビ
竹本は長い腕をしならせて肘から出るフォームが特徴的な左腕。打者にとっては球の出所が見づらいだろう。
変則とまではいかなくとも一筋縄ではいかない相手。選手全員が右利きで左投手対策の練習が行えない柳学園にとっては初めて見る軌道に近いはず。3回以降もリードを広げられると2巡目も竹本攻略ならず。三振6、内野ゴロ3、内野フライ2、外野フライ4で15人連続アウト。13点差がついていたため5回でコールドゲームが成立。参考記録ながら竹本は完全試合を達成した。
緩いボールも織り交ぜて持ち味を発揮した竹本だが背中につける番号は2桁。エースはキャプテンも務める武次春哉(3年)だ。この日は13点リードの5回裏、勝敗がすでにほぼ決まっていた場面でレフトの守備位置についたのみだったが、昨秋は後に近畿大会や選抜でも躍進を見せた明石商を1失点に抑えている。小柄だがキレのいい球を投げ込む左腕で明石商の狭間喜徳監督もその実力を認めている。
同じブロックには優勝候補の一角・神戸国際大附がいるが、竹本との左腕コンビで金星を狙う。
(記事提供:高校野球ドットコム)
http://www.hb-nippon.com/hyogo/report/1582-hb-hyogo-game2016/14937-summergame
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小中翔太●文