「ベスト」と「ワースト」ともに驚愕の結果 歴代優勝球団の防御率は?

パで最も高い防御率で優勝した球団は…

 当時のチーム打率は.254でリーグトップ。リーグ全体として「打低」ではあったものの、チーム内では豊田泰光氏(打率.325)や、中西太氏(打率.324)が打線を引っ張るなど、投打のバランスが取れたチームであった。

【1956年 西鉄投手陣(勝利数トップ5)】
島原幸雄 25勝 防御率1.35
西村貞朗 21勝 防御率1.71
稲尾和久 21勝 防御率1.06
河村久文 18勝 防御率2.54
畑隆幸 7勝 防御率1.68
※敬称略

 では逆に、パ・リーグで最も高い防御率で優勝したチームはどこか。それは2001年の大阪近鉄で、防御率は4.98。ほぼ5点台だ。しかしこれで優勝したということが示す通り、毎試合約5点を取られても、ローズ選手や中村紀洋選手ら、強力な打者をそろえる「いてまえ打線」で跳ね返すのがお家芸であった。

 ちなみにチーム打率は.280で、こちらはリーグトップ。中軸のローズ選手(打率.327、55本塁打、131打点)、中村選手(打率.320、46本塁打、132打点)を中心に、1番から切れ目のない攻撃で勝利を積み重ねる、とにかく打って打って打ちまくる、打で圧倒するチームであった。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY