「ベスト」と「ワースト」ともに驚愕の結果 歴代優勝球団の防御率は?

球史に残る優勝決定サヨナラ満塁本塁打

 優勝決定戦にしても、その戦いぶりを象徴する試合だった。相手に5点を奪われ、3点を追う土壇場の9回裏。無死満塁の好機を生み出し、代打・北川博敏選手の劇的な優勝決定サヨナラ満塁本塁打が飛び出した。

【2001年 大阪近鉄投手陣(勝利数トップ5)】
前川勝彦 12勝 防御率5.89
バーグマン 10勝 防御率4.18
門倉健 8勝 防御率6.49
山村宏樹 7勝 防御率5.83
三澤興一 7勝 防御率4.01
※敬称略

 防御率1点台、4点台での優勝は非常に稀ではあるが、実際過去には達成したチームが存在した。4点台後半で優勝なんて無理だろうと思ってしまいがちだが、それをチーム力で覆してしまうのだから野球は面白い。

 今年両リーグで首位を走るチームは、いずれも打線はもちろん、投手陣の良さも光る。パでは日本ハムが防御率3.11でリーグ2位につけ、ロッテも防御率3.56で上位争いを演じている。まだまだ優勝の行方は分からないが、今年の優勝チームの防御率はいったいいくつとなるのであろうか。シーズン終了後の数字を楽しみにしておきたい。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部 松下雄馬●文

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