【高校野球】チームの合言葉は「熱男」 最激戦パートから甲子園へ、都城がまずは1勝

球場に掲げる横断幕は「ALL FOR ONE ONE FOR ALL 『一心不乱』」

 5回終わって、1-1の同点。グラウンド整備を終えて迎えた6回表。都城は2死から4番・城村が四球で出塁すると、5番・山本がピッチャ―強襲の中前安打で続く。山本が打つと、都城は一気に勢いづく。

 このチャンスを逃さず、6番・重満が右越え2点適時三塁打。7番・吉田も右前適時打で続いた。都城が4-1として、藤谷をマウンドから降ろした。

 さらに、都城は8回。1死一、二塁からダブルスチールを試みると、敵失(捕手の暴投)を誘い1点を追加。その後、8番・吉原の右前適時打で、二走・吉田がヘッドスライディングで6点目の生還。7点目は押し出しによる得点だった。

 都城は、8回に瀬戸口、9回に塗木がマウンドにあがったが、その間、右翼手を守っていた山本が最終的にマウンドに戻り、2者連続三振でゲームセットとした。都城ナインが、「夏の初采配・初勝利」を監督へプレゼントした。

 都城が、球場に掲げる横断幕は「ALL FOR ONE ONE FOR ALL『一心不乱』」、現チームの合言葉は「熱男(アツオ)」。最激戦のCパートから、チーム力の強い、熱い男たち都城ナインが、1999年(第81回大会)以来となる甲子園出場を狙う。

 第3シード・都城は、3回戦で「延岡星雲vs宮崎商」の勝者を迎え撃つ。

(記事提供:高校野球ドットコム)
http://www.hb-nippon.com/miyazaki/report/1584-hb-miyazaki-game2016/15021-summergame

【了】

三角竜之●文

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