日ハム大谷が球宴MVP獲得も、栗山監督は2夜連続で“不満” 「普通でしょ」

第1戦でも本塁打競争制覇の大谷に“不満”、「こんなんで良かったと思っている場合ではない」

「ちょっとした変化というかね。変化して戻る感じがあった。遠くへ飛ばす、強く振るではなく、試合に勝つために、結果を出すために、どういうスイングをするか。試合中に、変化して戻れるのは素晴らしかった。正直、もっと強く振るかなと思っていたが、1打席ごとにプラスに変えようとする姿は見られた。それはすごくいいこと。(決勝で0本に終わった)本塁打競争もプラスになった」

 15日の第1戦(ヤフオクドーム)ではホームランダービー初出場初優勝。ここでも栗山監督は「度肝を抜く感じはなかった。何が足りないか分かったと思う」と“不満”を口にした。そして、16日の第2戦はMVP。先発投手のファン投票で選出されながらも野手として結果を出した。栗山監督は全てを今後の糧とすることを期待した。

「こういうことを糧にしてくれればいい。(右手中指の負傷は)オレの起用法が悪い部分でもあるが、翔平がファンに喜んでもらえるものを見せようとしたのはすごく良かったと思う。ただ、まだまだ上がある。こんなんで良かったと思っている場合ではない」

 18日から後半戦がスタートする。規格外の働きを見せる大谷翔平を、栗山監督が褒める日はいつになるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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