前半戦3位のDeNA、球団創設5年目のCS初進出へ克服すべき課題は?

避けたい昨季の二の舞

 好調を維持する4番・筒香のほか、故障中だったロペスの復帰、不振だった梶谷の復調、新助っ人・エリアンの日本野球への適応もあり、打線は上向き。しかし、先発陣が安定して結果を残せなければ、取りこぼしも当然多くなる。昨年は首位から最下位に転落した後半戦だけに、二の舞いをなんとしても避けたいところだ。

 後半戦初戦となる18日のヤクルト戦(神宮)はベテラン・久保康の予告先発が発表された。その後の先発ローテは井納、石田の球宴組に加え、前回好投したペトリック、熊原も食い込んできそうだ。

 山口の復帰を待つ一方で、2軍には今永、砂田といった前半戦で登板した面々とともに、三嶋、飯塚ら今季初の昇格を狙っているメンバーもいる。そして、24年連続勝利というプロ野球新記録に再チャレンジを期す三浦も控える。

 3位で前半戦を終えた際、ラミレス監督は「苦しかった4月を考えると、素晴らしい前半戦だった」と総括していた。球団創設5年目で初のCS進出へ、その奮闘を生かすも殺すも運命の後半戦次第。先発陣の踏ん張りが、カギを握りそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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