メジャー16年でDL入りは1度だけ、健康なイチローに米メディア驚愕
過去15年で出場試合数150未満は、たった2シーズンだけ
記事では、27歳で渡米したイチローが3000安打の金字塔に近づく事実を称える一方で、その大きな要因として「ほとんど怪我なく、戦列を離れたことがないこと」にあると分析。「ヒットを積み重ねる才能と同様、戦列にとどまり続ける能力も目を見張るものがある」と驚愕している。
2001年にメジャーデビューしたイチローが、この16年で故障者リスト(DL)入りしたのは、たった1度だけ。第2回WBCで優勝した2009年、極度の疲労により胃潰瘍を患い、開幕をDLで迎えた。だが、DLから復帰した4月15日からはコンスタントに試合に出場し続け、この年は146試合に出場。昨年までの15シーズンで、出場試合数が150試合に満たなかったのは、わずか2シーズンだけという鉄人ぶりを発揮している。
いくら打撃の才能を持っていても、怪我をしてしまっては、発揮するチャンスを得られない。身体のメンテナンスに細心の注意を払うプロ意識と、たゆまぬ向上心を持って続ける努力、そして天賦の才があったからこそ、史上30人目となる3000安打の大台に達することができるのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count