中日大島サイクル安打、DeNA熊原プロ初勝利、日ハム大谷11号…20日のプロ野球

DeNA筒香2夜連続の2発、阪神西岡アキレス腱断裂、SBは北九州の連敗ストップ

 プロ野球は20日、各地で5試合が行われた。セ・リーグでは、DeNAが2-2の同点で迎えた5回に筒香が自己最多の25号を放ち、勝ち越しに成功。8回にも26号2ランを放ち、2試合連続2本塁打とリーグトップのヤクルト山田に3本差に迫った。先発のドラフト2位ルーキー熊原が5回2失点でプロ初勝利。8回に飛び出したエリアンの走者一掃タイムリーも大きかった。ヤクルトは雄平、山田にタイムリーが出るも、救援陣が粘れなかった。

 首位の広島は右肘負傷から復帰した大瀬良が今季初登板初先発も、精彩を欠いて3回4失点で降板。それでも打線は追いつき、延長戦にもつれこんだが、延長10回、2死一、2塁で中日杉山が広島今村から勝ち越し適時打。中日は田島が9、10回を5者連続三振を奪うなど完璧に締めた。先頭打者弾を放った大島が史上64人目のサイクル安打を達成した。

 巨人は1-1の6回に村田のタイムリー、ギャレットの3ランなどで4点を挙げ、阪神に6-2で勝利。これで伝統の一戦は同一カード3連勝となった。阪神は今季、甲子園での巨人戦で7試合勝利なし。シーズンでは甲子園球場7連敗となった。2回には西岡が同点タイムリーを放ったが、一塁ベースを踏む前に故障。アキレス腱断裂で途中交代した。

 日本ハムは3連勝で今季最多の貯金20。1点を追う5回、中田の適時打で同点とすると、大谷の11号3ランなどで勝ち越した。楽天は今江に移籍1号ソロが出たが、及ばなかった。先発のブリガムが5回8安打7失点と乱調だった。

 ソフトバンクは柳田の11号ソロなどで後半戦初勝利。同点の7回には松田が右中間へ勝ち越し二塁打を放ち、試合を決めた。北九州での試合は2011年から8連敗中だったが、ようやくストップ。オリックスは粘投の先発・山田を援護できなかった。

【セ・リーグ】
◇ヤクルト 2-9 DeNA(神宮)
勝 熊原(1勝0敗)
敗 小川(4勝4敗)
HR【De】筒香25、26号

◇広島 6-7 中日(マツダスタジアム)
勝 田島(3勝1敗)
敗 今村(2勝4敗)
HR【中】大島3号

◇阪神 2-6 巨人(甲子園)
勝 田原誠(3勝2敗)
敗 青柳(2勝2敗)
HR【神】狩野2号【巨】ギャレット13号

◇日本ハム 9-3 楽天(帯広)
勝 谷元(2勝2敗)
敗 ブリガム(0勝3敗)
HR【日】大谷11号【楽】今江1号

◇ソフトバンク 2-1 ロッテ(北九州)
勝 森福(1勝0敗)
敗 山田(0勝2敗)
S サファテ(0勝5敗29セーブ)
HR【ソ】柳田11号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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