大谷翔平、後半戦は真価の見せどころ 過去3年間は投打で成績落とす

今季は後半戦2試合目で自己最多11号、このまま好調維持なるか

 プロ野球は18日から後半戦がスタートした。注目の日本ハム・大谷翔平投手は20日の楽天戦(帯広)で自己最多を更新する11号3ランを放つなど、打者として好調を維持している。

 首位ソフトバンクと4.5ゲーム差。ホークス追撃へ22歳の投打フル回転は欠かせない。今季は投手で16登板、8勝4敗、防御率2.03。打者では打率3割3分1厘、130打数43安打、10本塁打、27打点で前半戦を折り返し、後半戦最初の2試合は11号3ランを含む7打数2安打4打点だった。

 大谷のプロ入り後からの球宴前と球宴後の個人成績を振り返ってみよう。

【2013年】
◯投手
球宴前:5登板、2勝0敗、防御率4.21
球宴後:8登板、1勝0敗、防御率4.25

◯打者
球宴前:打率3割5厘、95打数29安打、2本塁打、12打点
球宴後:打率1割7分、94打数16安打、1本塁打、8打点

【2014年】
◯投手
球宴前:15登板、9勝1敗、防御率2.23
球宴後:9登板、2勝3敗、防御率3.24

◯打者
球宴前:打率2割8分2厘、131打数37安打、5本塁打、20打点
球宴後:打率2割5分9厘、81打数21安打、5本塁打、11打点

【2015年】
◯投手
球宴前:13登板、10勝1敗、防御率1.43
球宴後:9登板、5勝4敗、防御率3.39

◯打者
球宴前:打率1割8分5厘、92打数17安打、3本塁打、12打点
球宴後:打率2割9分4厘、17打数5安打、2本塁打、5打点

 過去3年間は投打ともに前半戦から成績を落としている。それだけに後半戦へ向けて、大谷は「仕切り直して一戦一戦、取っていきたいと思います。自分の持っている技術をゲームの中で出せられれば」と意気込んでいた。

 昨オフは体重を一時100キロの大台に乗せるなど徹底した肉体改造を行ってきた。夏バテ知らずで、さらに成績を伸ばすことが出来るか。勝負の後半戦は、二刀流・大谷翔平の真価の見せどころとなる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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