41歳・上原浩治、負傷の苦悩吐露 「笑顔が作れないかも」
軽度の肉離れでDL入り発表、「身体よりも気持ちの問題」
19日(同20日)の本拠地ジャイアンツ戦でわずか7球で緊急降板したレッドソックスの上原浩治投手。翌20日(同21日)には右胸筋の負傷により、15日間の故障者リスト(DL)入りが発表された。その右腕は負傷を受け、自身のブログで苦悩を綴っている。
上原は4点リードの9回に登板。先頭ベルトを見逃し三振に仕留めたが、次打者ポージーに初球を投げた直後に自らベンチに異変を知らせ、緊急降板となった。
その後、「残念ながら…」と題したブログを更新。MRI検査の結果、軽度の肉離れと診断されたことを報告し、「いままで何回も肉離れをしてきてるけど、今回の箇所は初めて。トレーナーが言うのは、かなり珍しいとのこと」と綴っている。
41歳を迎えた今年も救援の柱として大きな期待を受けてきた。今季は開幕からセットアッパーを任され、キンブレルの負傷後は再び守護神へ。しかしセーブを積み重ね始めたタイミングで落とし穴が待っていた。
「早く復帰したいけど、焦ってしまってもいけないし、身体よりも気持ちの問題になっていくかもね。イライラするだろうし、笑顔が作れないかもね」
そう心境を吐露した上原は「若かったらまだ先があるしって思えるけど、自分の場合はそうじゃないから…(涙)正直、ビクビクしながらの毎日になるかもね」とも綴っている。
逆境を乗り越えて再びチームを支える快投を見せられるか。41歳の復活劇に期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count