金字塔に迫るイチロー、チームの勝利にも手応え「この勝ち方はすごく大きい」
貯金を再び「9」としたマーリンズ
21日(日本時間22日)の敵地フィリーズ戦でマルチ安打を放ったマーリンズのイチロー外野手。メジャー通算2996安打とし、3000安打の金字塔まで残すところ「4」となった。好調を維持するベテラン外野手はこの日、9-3で勝利したチームに手応えをつかんでいる。地元紙マイアミ・ヘラルド電子版が報じている。
同日は主砲スタントンに休養が与えられたため、「1番・ライト」でスタメン出場。3回の第2打席にショートへの内野安打、8回の第5打席では右前安打を放ち、今季18度目のマルチ安打を記録した。
記事では「年齢をものともしない42歳のイチローは打率.343。42歳以上の選手(最低年間200打席以上)で最も高い打率を記録している」と、その好調ぶりをレポート。ワシントン・セネターズでプレーしたライス元外野手は、42歳だった1932年に288打数93安打で打率.323を記録し、これまで42歳以上の野手として最高打率だったという。
そんなイチローはこの日快勝したチームに手応えを得た様子で、記事の中で通訳を介し「この勝ち方はすごく大きいですね。今後の試合にいい影響を与えるでしょう。連戦でも大きく響くんじゃないですか」と語っている。
再び貯金を「9」としたチームはナ・リーグ東地区で首位ナショナルズと4.5ゲーム差の2位につけ、ワイルドカード争いでもドジャースに次ぐ2位をキープ。イチローはプレーオフ進出を目指すチームの勝利に貢献しながら、金字塔に向けて着実に歩みを進めている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count