田中将大、ジ軍に6回無失点の好投も8勝目お預け 降板後に追いつかれる
バムガーナーとの投げ合いで力投も8勝目ならず、ヤ軍は終盤勝ち越しで勝利
ヤンキースの田中将大投手が22日(日本時間23日)の本拠地ジャイアンツ戦で6回4安打無失点の好投を見せたが、降板後に追いつかれて8勝目はならなかった。8回に勝ち越しに成功したヤンキースは3-2と競り勝った。
相手は現在ナ・リーグ西地区首位を走る強豪。エース左腕バムガーナーとの投げ合いとなった一戦で田中が力投を見せた。
いきなり1点のリードを受けた初回裏を3者凡退に仕留める上々の立ち上がり。打線がさらに1点を奪った直後の2回は先頭の4番ポージーに四球、5番クロフォードに右前安打を許して一、二塁としたが、続くギラスピーをスプリットで空振り三振に仕留めるとパーカーをセンターライナー、ペーニャをショートゴロに打ち取った。
3回にも無死一、三塁のピンチを迎えたものの、2番パガンのライトフライに右翼ベルトランが本塁へ好送球。三塁走者の生還を阻止した。
味方の好守に助けられた田中は4回にも1死満塁の危機を招いたが、8番ペーニャを捕邪飛に打ち取ると、続くブランコを95マイル(約153キロ)の速球で空振り三振に仕留めて点を与えない。その後、5回、6回と3者凡退に仕留めて降板した。
しかし7回にベタンセス、8回にミラーが1点ずつを失い、田中の白星が消滅。それでもヤンキースは8回裏に相手のエラーも絡んで勝ち越しに成功し、何とか競り勝った。
中4日での登板だった田中はこの日83球を投げてストライクは55球、4安打4奪三振2四球無失点で防御率3.00となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count