ホークス千賀、無傷8勝も厳しい自己評価 9勝目かけて西武戦先発へ
「理想は点を取られずに試合を作ること」
今日23日の埼玉西武戦に先発するソフトバンク・千賀滉大。シーズン前半戦は15試合に登板して無傷の8連勝。昨シーズンのバンデンハークを思わせる快進撃を続けているが、千賀本人は「負けてないということは気にしていません。数字上はそうかもしれませんが内容は決していいとは言えない」と厳しい自己評価を下す。
「シーズン後半もチームの勝ちをもって来られるようなピッチングをするだけ。登板間隔は開きましたが、しっかりと調整はできた。とにかくケガをせずにシーズンの最後まで投げ切りたい」
前半戦最後の登板となった7月13日のロッテ戦では、8回を被安打3の無失点。完封勝利目前でマウンドを守護神・サファテに譲った。
「理想は点を取られずに試合を作ること。(長い)イニングを投げることに慣れてきて、マウンドでもいっぱいいっぱいではなくなった。(ロッテ戦のような)ああいうピッチングを続けていくことが大事」
埼玉西武戦は4試合を投げて完投を含む2勝。2連勝中のチームにさらなる勢いをつけるため、千賀の右腕にかかる期待は大きい。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura