日本ハム矢野が執念の押し出し四球でチーム逆転につなぐ
初対戦ディクソンのナックルカーブを見極めた熟練の目
日本ハムの矢野謙次外野手が23日のオリックス戦(札幌ドーム)で執念の押し出し四球を勝ち取った。
2点を追う7回1死満塁。谷口の代打で後半戦初出場。初対戦のディクソンの初球ナックルカーブを空振り。しかし、そこで変化をインプットした矢野は、しっかりコースを見極める。フルカウントからの6球目、外角低めへのナックルカーブを見送り、押し出し四球を勝ち取った。
ディクソンはマウンド上でガックリうなだれた。7月11日のオリックス戦以来、今季4打点目を挙げたベテランは直後に代走・杉谷を送られ、ベンチでハイタッチで出迎えられた。
ベテランの粘りで1点を返した日本ハムは、続く大野が走者一掃となる左中間二塁打を放ち、一気に逆転に成功した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count