日米200勝に王手の広島・黒田 7回無失点で勝利投手の権利を持って降板
王手から2連敗中のベテラン41歳、3度目の正直へ打線が援護
広島の黒田博樹投手が23日の阪神戦(マツダスタジアム)に先発し、7点リードの7回5安打9奪三振無失点で、勝利投手の権利を持って降板した。日米通算200勝に王手を掛けながら最近2連敗中だったベテランが、本拠地で気合の入った投球を披露した。
先頭緒方にセンター前ヒットされて始まったこの試合。初回は2死一、二塁と得点圏に走者を置いたが、5番ゴメスを遊撃ゴロに仕留めて無失点スタートとした。
2回以降は低めに集める制球で、ツーシームを駆使しながら、テンポよくアウトを重ねた。6回こそ2死から福留への四球、ゴメスのライト前安打で一、二塁とするが、ここで鳥谷をツーシームで見逃し三振とし、無失点を続けた。
7回も再び2死一、二塁の場面を迎えたが、ここでも荒木を内角ツーシームで見逃し三振。200勝達成を心待ちにする本拠地ファンから大歓声が上がった。
ベテランの力投に打線も応える。初回に4番ルナが先制3ラン。3回にも打線がつながりを見せて、5安打で4点を追加、3度目の正直に挑む黒田を後押しした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count